アパレルの業界に飛び込んでみたい!
と考えていらっしゃる方の一番はじめの悩みが、恐らくアパレル業界への入り方ではないかと思います。
アパレル業界にはたくさんの仕事があり、デザイナー、パタンナー、MD(マーチャンダイザー)、VMD(ヴィジュアルマーチャンダイザー)、企画、プレス、販売員、店長、マネージャーと多岐にわたります。
特に憧れの仕事としてあがってくるのが、MD、VMD、プレスといったような、上流の仕事です。
とはいえ、これからアパレル業界に入っていくとなると、はじめから上記のような憧れの仕事からのスタートはほとんどありえません。
基本的には正社員となり、店舗の販売員としてキャリアをスタートさせ、店舗の中で様々な業務を経験し、副店長や、店長となり、そこから経験を積んでいき、キャリアアップしていくという流れがほとんどです。
上流の仕事だけあって、川下のことをしっかり理解していないといけないということですね。
なので、これからアパレル業界に入るとするならば、アパレル企業や、個人店のセレクトショップなどの店舗で、正社員として販売員を目指す必要があります。
今回はアパレル業界経験のある私から、正社員として販売員になるための代表的な3つの方法をご紹介致します。
これからアパレル業界を志す皆様の不安が少しでも解消されることを祈ります。
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アパレルバイトから正社員になるには?
アパレル業界で正社員を目指す3つの方法
・大卒・専門卒から正社員として入社する場合
・アルバイトから正社員登用を目指す場合
・派遣会社に登録し、派遣社員として正社員を目指す場合
大卒・専門卒から正社員として入社する場合
大学を卒業されたり、専門学校を卒業されたりして、就職活動を経て、アパレル企業に新卒として入社をするパターンがあります。
このパターンは、対象となる方は限られてしまうかもしれませんが、一番早くアパレル店舗で、正社員として販売員を目指せるパターンとなります。
基本的に大卒、専門卒の場合、未経験スタートを前提とした募集になるので、特筆してアパレル業界の経験が必要ありません。
もちろん、アルバイトでのアパレル店舗での経験があったり、専門学校でのアパレル関係の実習経験があったりで、面接などで話せることがあるに越したことはありませんが、実際には全く未経験で入社してくる新卒社員の方が圧倒的に多いと思います。
新卒社員に対しては基本的に研修がかなり手厚く、その後のキャリア形成にも非常に前向きに関わってくれる環境が整っている場合がほとんどです。
私もこのパターンで、アパレル業界で正社員となった経験があります。
なので、これから卒業見込みで、アパレル業界に興味があり、就職活動を始められるのであれば、このパターンが一番オススメです。
アルバイトから正社員登用を目指す場合
先程、私自身大卒でアパレル企業に正社員として入社し、販売員のキャリアをスタートさせたお話をさせて頂きました。
しかし、私はアルバイトからの正社員登用を目指し、アルバイトとして販売員として働いていた時期もありました。
アルバイトの期間は約2年半で、ノルマこそありませんでしたが、お店の中では売上上位で、顧客様も付いており、お店の中でも何かしらの担当の仕事を持つなどし、しっかり経験を積んでいました。
当時は、年に1度正社員になるチャンスとして、社員登用試験なるものがあり、店舗の店長の推薦があれば受験できるというものがありました。
私も一度だけ受験させていただいたのですが、結果その会社で正社員になることは出来ませんでした。私が在籍している間で、社員登用試験を通して正社員になった方は、もっと長い間働いていらっしゃる方で、もはや社員と同じレベルで仕事をされている方の数人ほどでした。
私は、学生時代のアルバイトでしたので、週に数回の勤務でしたから、業務レベルでは、そういった方たちと雲泥の差があったと思います。
経験を積んでいたというのは主観でしかなかったのだと思います。
アルバイトから、正社員登用を目指すパターンは、フルタイマーなどでない限りハードルはかなり高いと思いますが、頑張り続けることができれば、正社員になることは可能なパターンです。
アルバイトとして働くことが可能になった時には、「アルバイトだから」と臆すること無く、いろんな仕事にチャレンジしていって下さい。
派遣社員のメリットはある?
派遣会社登録の派遣社員⇒正社員
派遣会社に登録し、派遣社員として正社員を目指す場合
この方法は、正社員になるにはかなりハードルが高いと思います。
アパレル店舗で働くというところまでは、派遣会社に登録さえすれば一番早く実現可能なパターンではあります。
しかしながら、正社員になるまでの難易度は非常に高いと思います。
私自身、アパレル店舗での店長時代に派遣会社からの派遣スタッフにお世話になったことがあります。
様々な現場を経験していらっしゃる派遣社員さんもいれば、新人の派遣社員の方もいらっしゃいました。
1ヶ月、2ヶ月経つとお店にも馴染んで下さり、テキパキと接客や、業務もこなして頂いておりました。
そろそろ、お店の中でもなにか役割を持っていただこうかと思った矢先、派遣会社の方での調整や、私の在籍していた会社での人事面の調整などで、当時の派遣の方々は別の店舗や、別の会社へ異動をされてしまいました。
アパレル店舗で正社員になるためには、ある程度その会社の方針や、やり方に馴染んでいる上で、経験を積んで行く必要があります。
派遣社員の方のように、1つの現場でしっかりと経験が積みにくい環境は、よほど短い期間でパフォーマンスが発揮できる人出ない限り、社員になることは難しいのではないかと思います。
派遣会社や、働く先の企業の都合によるところが大きいのも不安な点かなと思います。
実際は、派遣社員から、活躍が認められ正社員に登用された事案も全く無いわけではありませんが、個人的に正社員を目指すための方法として、派遣社員を経由する方法はあまりおすすめしません。
以上、アパレル社員になるための3つの代表的なパターンについてお話させて頂きました。
どの方法も、絶対にアパレル業界で正社員になれる、なれない。というものではありません。
結局の所は現場での頑張り次第になります。
どの方法であれ、正社員になれたとしても、なれなかったとしても、努力して学び続ける姿勢が必須です。
ぜひ、アパレル業界に飛び込んで頂き、憧れの仕事に向かって頑張ってみて下さい。
それでは、まとめます。
まとめ
・大卒、専門卒の新卒入社の場合は未経験前提での募集であるので、挑戦しやすい
・大卒、専門卒の新卒入社社員に対しては、企業側の研修が手厚く、キャリアアップに対しても手厚い
・アルバイトから、正社員への登用はハードルが高いが、社員並みに仕事をこなせるようになれば、会社側からオファーがある場合もある。
・派遣社員から、正社員への登用は、短い期間でアピールできるパフォーマンスが発揮できるかどうかが大切。
・どの方法であっても、自ら進んで行動し、努力を怠らないことで正社員になることは可能です。
アパレル業界に挑戦したい皆様の、アパレル業界への不安が少しでも解消されることを祈っております。
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