私は、27歳の時転職を経験しました。
某アパレル企業に新卒で入社し、販売員から副店長、そして店長まで経験し5年目に差し掛かろうとするタイミングで転職を決意し、キャリアチェンジしました。
キャリアチェンジした先は、以前のアパレル業界とは全く違う、老舗の食品メーカーの営業職です。
今回は、なぜ私がこのタイミングで、キャリアチェンジを伴う転職を行ったのかに加え、志望動機や、職務経歴書でアピールしたポイントについてお話させて頂きます。
アパレル業界店長から食品メーカーの営業職というキャリアチェンジに関わらず、異業種への転職について悩まれていらっしゃる方のヒントになればと思います。
✅27歳 アパレル店舗店長から転職を考えた理由
✅志望動機、職務経歴書でアピールしたこと
に分けてお話させて頂きます。
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キャリアチェンジ20代転職理由は?
27歳 アパレル店舗店長から転職を考えた理由
新卒として前職の会社に入社し、4年半ほど在籍をしていました。
学生時代からずっとアルバイトでもアパレル業界に身を置き、店長になるまでになりました。
店長になり、1年ほどが経とうとした時、昇給のチャンスが巡ってきました。
この会社では、半年に一度昇給するための試験と面接が行われる制度になっており、担当の上司から推薦をもらうことで受験できるというものでした。
なかなか厳しい試験で、合格するには半年の間に数値的な実績を上げ、その実績を上げることが出来た根拠を、論理的に説明していくというものでした。
説明だけならまだしも、面接に出席しているのは本部の上層部で、時には社長も参加しており、「なぜ?なぜ?」の質問攻めに合うような思い出すだけでもため息が出るような試験でした。
その試験の期は、しっかりと実績が上がっており、面接でもきちんと説明ができたこともあり、合格を頂きました。
しかしながら、喜んだのもつかの間で上司より「配属できる店舗がない」との話をされ、事実上昇給はなし、加えて店長からも外れるというような通達を受けました。
正直頭が真っ白になったのを今でも覚えております。
こうなった背景としては、私が所属していた会社の親会社のメインの業態の方で、人員の削減があり、その削減された人材の行き先が私の当時所属していたブランドだったとのことでした。
私の所属していたブランドへ流入してきた社員には店長より更に上のマネージャー職の方や、店長の方もいらっしゃいました。
キャリア的な比較もあり、私が所属していたブランドの私含め若手店長は、まとめてそのメイン業態の店長、マネージャークラスと総入れ替えというような事態となりました。
この時感じたのは、
「自分が頑張ってきたことは会社の都合で簡単になかったことになってしまうこと」
「4年半も在籍していながら、この会社以外で使えるようなスキルが自分にないこと」
の2つでした。
当時私は27歳で、30歳が近かったこともあり、「このままではダメだ。」と思うようになったのです。
自分のためにも、キャリアが形成できるような経験や、仕事を経験しようとその時思い立ったのが、転職をスタートした理由でした。
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志望動機と職務経歴書でアピ出来たこと
志望動機、職務経歴書でアピールしたこと
「自分にはアピールできることがない」
「世間で通用するスキルがない」
と思っていた私は、一人で転職活動を成功させるのは難しいと思い、転職エージェントのサービスに登録をしました。
担当エージェントの方には、素直に転職を決意した理由、悩んでいるスキルや経験の部分をお話させて頂きました。
そして、今後についても、なにかキャリア形成していける職種がないかも相談をしました。
その時お話を聞いてくださったエージェントの方がおっしゃったのは意外な一言でした。

私は、この言葉を聞いた時、前職で努力したことは決して無駄なことではなかったのだと、ホッとしたのを覚えています。
今後のキャリアについては

とのことでした。
そうして私は、営業職に絞り、転職活動を行いました。
困るのではないかと思っていた職務経歴書や、志望動機は、転職エージェントの担当者のアドバイスを信じ自信を持って自分の経験で勝負をしました。
私は前職での店長時代に、店舗オペレーションに関して課題を感じていました。
当時、首都圏のファッションビルの中の大型店舗に配属されていました。
その当時、店舗売上が前年度の2倍から3倍に跳ね上がっている時で、現状の店舗オペレーションではお客様対応に限界が起きていました。
スタッフはその多忙さ故、休憩に出られなかったり、対応が不届きだと感じたお客様からはクレームが入ったりしてしまっていました。
この現状を改善するために、既存のルールで足りない部分は会社に依頼をしたり、スタッフ全員でお客様のためを考える時間を作ったりし、店舗全体でお客様を迎える体制を、一から構築しました。
結果、前年を大きく上回る2倍の実績で期を終えることが出来ました。
キャリアアップするスタッフも輩出し、
✅忙しい中で部下育成にも成功できたこと
✅付いてきてくれたスタッフを作れたこと
これが私の志望動機、職務経歴書でアピールしたポイントとなりました。
結果、書類選考、面接でこの体験から、企業に対し自分を売り込むことが出来たことで私は内定を掴むことが出来ました。
同時に、前職を辞めることになってしまったときの理由はどうあれ、
✅自分が全力で取り組んだこと
✅その時考えたことは、給与や役職に反映することはなくても、財産として残ること
を学びました。
そして、その財産は自分を助けてくれることを、肌で体感をしました。
何かに対して全力で取り組んだこと、考えたことは、転職の際には大きな武器になります。
自分の中では当たり前にしていたことが、実は唯一の経験になり得ることだってあり得るのです。
だからこそ、当時の私のように、「何もスキルがない。」と悲観することはないのです。
とにかく、まだ現職でいらっしゃる方で、転職を考えられていらっしゃる方は、現職をとにかく全力で取り組んで、何かの結果を残せるよう努力してみて下さい。
まとめ
まとめます。
✅前職で結果を出すこと、そのために考え行動したことは、他の人には出来ない経験だからこそ強みになる。
✅不安なときは、転職エージェントに相談するのも選択肢に
✅今の会社で頑張り続けることだけがあなたにとって必ず正解ではない。
✅現職で胸を張って言える経験が考えても出てこないのであればもう少し現職で頑張って下さい。
皆様の転職がよりよいものになりますよう、祈っております。
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