転職理由ネガティブをどう言い換える?新しいことに挑戦,新しい環境はあり?

転職理由

転職を考える時に当然その理由があるはずです。

特に人間関係に悩まれて現在の会社からの転職を考えている方は非常に多いです。

企業の人事からしてもその方が現在の会社から転職を希望している理由転職理由)は必ずと言っていいほど面接で聞かれる質問の一つです。
そして採用の場において、この転職理由はその方の人間性や人物像を把握するために非常に大切な質問の一つでもあります。

実際に転職活動をされ、面接の経験をお持ちの方の中にはこの転職理由を面接の場で伝えるのは非常に難しいと感じた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
少なくとも現在の会社に対しての不満があるから転職を希望している以上、その理由がネガティブなものになってしまうのは仕方がない事だと私は思います。
だからと言ってそのまま自分の感覚で話をしてしまえば企業の評価は決して良い物には繋がらないでしょう。

今回はそんな転職理由を伝える際のポイントをまとめてお伝えします。


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転職理由ネガティブをどう言い換える?

過去ではなくて未来に目を向けることの重要性を理解する

まず転職理由を面接の場で人事の方に伝える際に必ず頭に置いておいてほしい事があります。
それが「辞めたい理由」ではなく「入りたい理由」を考えてみる事です。

つまり「〜だから現在の会社を辞める」ではなくて「もっと〜したいから辞める」という伝え方をすることが重要です。

例えば非常に多い転職理由の一つに「残業や休日の少なさ」があります。
働き方改革が進む現代においても、まだまだ古い体質の会社は多いのが現状です。

だからと言って、面接の際に転職理由を聞かれ

転職理由
現在の会社は残業が多いためです

と答えてしまえば、企業のあなたに対しての印象は決して良い物にはならないでしょう。
なぜならどんな会社であっても残業のリスクはついているもので、現在就業時間内に片付く業務量で対応が出来ていたとしても、数年後のことはわかりません。

企業が発展をしていくためには受注量を増やす、すなわち仕事を増やすことが必ず必要になるわけです。
ただ

転職理由
残業が多いため

と伝えてしまえば、

転職希望先企業
この人は会社が忙しくなればまた辞めてしまうのではないか?

そんな懸念を抱える人事の方もいるはずです。

拘束時間の多さを理由に転職をする場合であれば、「プライベートの時間を増やすことによる仕事に対しての好影響」を伝える事を私はオススメしています。

①若手の場合

これまでの業務量ですと、資格取得や自分自身のスキルアップに割く時間の確保が難しい環境でした。
今後はよりそういった自分磨きの時間を確保することが出来る環境で仕事をしたいと思っています。

②ベテランの場合

これまでは仕事に全てを捧げて業務を行ってきましたが、仕事ばかりではモチベーションを保つ事が難しく、自分自身良い仕事が出来なくなってきたことを感じていました。
今後は家族や周囲の人間関係も大切にしていく事が、結果的に良い仕事をするためのモチベーションに繋がるのではないかと思い、転職を考えました。

どちらも自分自身の未来をより良い方へ向けて行くための転職理由と受け取ってもらえるはずです。
若手の方であれば「新しい環境で新しい事に挑戦をしたい」という志望動機は評価をしてもらえる会社ももちろん多くありますが、キャリアがある方がこれを言ってしまえば、「え?今更?」という反応をされる場合が多いのでオススメは出来ません。
逆に若手の方が「プライベートを充実させたい」と伝えたところで、たったの数年しか苦労を経験していない方に言われても説得力は生まれないはずです。
今までのあなたの立場やキャリアにあった転職理由を言えるように考えてみることも大切です。

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新しいことに挑戦,新しい環境はあり?

NGワードがある事を理解しておく

人それぞれの転職理由がある中で「伝えるべきではない理由」がやはり存在します。
前項でも解説をしましたが、ベテラン社員の言う「成長」若手社員の言う「ワークライフバランス」などは企業に対して良い印象を与えることは少ない場合が多いです。

その他でいけば、転職回数の多い方の「人間関係の悩み」や直近の仕事を1年以内に辞めている早期退職者の「挑戦」もこれらに該当する場合があります。
これらの理由は、求職者からすれば真っ当な理由に映るかもしれませんが、企業の人事担当からすれば「責任転嫁」に捉えられかねない事柄になります。

まとめ

転職をする際に一つ理解をしておいて欲しいのは、人事から見れば「在籍企業が100%悪い転職理由」は少ないと言うことです。
私たちは立場上中立で求職者の方々のお話を聞き、キャリアに対してのコンサルをさせていただいています。

苦しまれている方も多く、同情することも非常に多いですが、それは私たちがキャリアコンサルタントという立場であるが故でもあります。
企業の人事は会社に貢献をしてくれる人財を探して採用活動をしている以上、リスクを犯した採用はなるべく避けたいのは当然の事です。

そういった意味でも企業の人事は転職理由からその方の人柄やこれまでの交友関係、性格を察して自分達の組織にフィットするかを見極めています。
ありのままのあなたを知ってもらう事ももちろん大切ですが、転職理由を伝える時だけは、その見え方や印象を考えてみる事も大切なのではないでしょうか。

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