昨今、人と人との接触を避けることが推奨される中、就職活動のさなかに、面接は「Web面接でおこないます」と告知されることも増えてきました。
増えてきたとはいえど、まだまだ何をどうすればいいのかと、戸惑う方もいるでしょう。
一方、Web面接をおこなう企業が増えてきたとはいえ、まだまだ未経験の人が多いのも実情です。
こうした中で、いち早くWeb面接を受ける上で知っておきたいマナーなどについて押さえておくことで、ライバルと差をつけられるチャンスのタイミングとも言えるでしょう。
ご自身の持つ力を存分に発揮するためにも、押さえておきたいマナーなどをマスターし、内定に近づいて行きましょう。
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オンライン面接何分前に入室?
オンラインWEB面接何分前に入室?
企業によっては、「面接開始の10分(もしくは5分)前にはスタンバイをしておいてください」など、事前に告知されることもあります。
このようなことから、指示されていなくても、面接開始の10分前には必ずパソコンの前でスタンバイをしておきましょう。
オンライン面接は、会場まで行く時間を節約できるというメリットがありますが、開始時間のギリギリまでスタンバイをしないということは避けましょう。
オンライン面接は、通信の不具合や、ログインエラーなど様々なエラーが存在するというデメリットもあります。
こうしたエラーによって、開始時間に間に合わないということになれば、通常の面接で言うところの「遅刻」となってしまします。
トラブルで慌てないためにも、10分くらいの余裕はもって待機をしておきましょう。
この時間で通信回線のチェックや、Web面接で利用するカメラやマイクの動作チェックもできるでしょう。
その上で髪型や服装の乱れがないか、カメラに余計なものなど映り込んでいないかまでチェックできれば文句なしではないでしょうか。
併せて、Web面接で使用するツールへのログインをしておきましょう。
ログインは早くても遅くても、通常の来社面接同様、印象を悪くしてしまう可能性がありますので、こちらも開始10分前を目安にしてください。
あとは通信が開始するまで静かに待機しましょう。
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入室後挨拶やイヤホンやマスク カンペはバレる?
オンラインWEB面接の入室後挨拶
事前に通知された面接開始時間を迎えると選考がスタートしますが、こちらから通話を開始するのは避けましょう。
一般的なビデオ通話ツールであればチャット機能がついていますから、面接開始時間になったら

とメッセージを送り、企業からの応答を待ちましょう。
企業から着信を受けたら、いよいよ選考スタートです。
しっかり気持ちを整えて着信を受けましょう。
オンラインWEB面接ではイヤホンマイクが便利
通話を開始したら、明るい表情・はっきりと聞こえやすい大きさの声であいさつをします。
その際、マイクとの距離を考えて声の大きさも調節し、適切なボリュームであいさつすることが大切です。
この時、相手の声が聞き取りにくい可能性、自分の声が届きにくい可能性を考慮して、イヤホンやマイクを用意しておくとよいでしょう。
スマートフォンを購入するとついてくるイヤホンをお持ちの方もいると思いますが、PCと挿し込み口が異なる場合は変換パーツが必要になります。
必ず前もってチェックしておきましょう。
新たにご用意される際は、派手なイヤホンや、大きなヘッドホンやヘッドセットは避けましょう。
面接官からすると、それが気になってしまい良い印象を与えない場合もあります。
ビジネスでも使用できるようなシンプルなものを用意しましょう。
オンラインWEB面接でマスク着用はどうする?
マスクの着用については、Web面接の場合は不要と考えておいて問題ないです。
そもそもマスクは飛沫による感染を防ぐために着用するものです。
こうした点から、直接出向くこと無く面接を行うWeb面接では、マスクの着用は不要と言えます。
マスクを外すことで、表情が相手に伝わりやすくなるので、表情については、いつも以上に意識する必要もあるでしょう。
オンラインWEB面接でマスク着用はどうする?
続いてカンペについて考えていきます。
対面式の面接のように、自分の姿がすべて見られている状況ではないWeb面接の場合、画面に写り込まない死角をうまく利用してカンペを使えるのではと考える人もいるでしょう。
しかしながら、相手から見えないからと言って、カンペを使うことはあまりオススメできません。
就職活動の面接の場合、受け答えも合否の判断に影響しますので、できる限り自分の言葉で話さなければ意味がありません。
そうは言っても、どうしても不安が拭えない人のために、カンペ導入の仕方についてお話ししていきましょう。
繰り返しますが、あくまでも参考としての話ですので、カンペは極力使わないように努力をしてください。
カンペを使う場合、どこにカンペを置くかが重要になります。
くれぐれも手元におくようなことはしないでください。
カンペを読もうと不自然に視線が下がると相手は違和感をおぼえます。
勘のいい人になるとカンペを使っていることがすぐ見抜かれてしまうでしょう。
目線を固定したままカンペが読める場所となると、パソコンのディスプレイに貼ってしまう方法はいかがでしょうか。
できるだけカメラを見ている位置に近い場所、同じ高さにすると、よりいっそう相手に違和感を与えずに済みます。
しかし貼り方を事前に考えて試しておかないと、うっかり剥がれ落ちてしまう可能性もあります。
そのときに慌ててしまったり、すぐに拾おうとしてしまったりすると、相手に不信感を与えかねません。
面接後に剥がせることなども考慮して、どのように貼ればいいかを試してみましょう。
カンペを使う際に注意したいポイントが「目線」であることはおわかりいただけたでしょう。
そこでディスプレイに直接貼りつける方法を提案しましたが、さらにわかりにくい方法を考えると、パソコンのメモ帳にカンペを作成し、ディスプレイに表示しておく方法が出てきます。
パソコンに入っているメモ帳やワードなどの使いやすいツールを使うことで、カンペを手書きせずに済みます。
自分がパッと見て読みやすい文字サイズやフォントにすることも可能です。
またディスプレイにカンペを貼りつけると剥がれ落ちてしまう可能性もありましたが、メモ帳を表示する方法なら、カンペ落下の不安も解消できるでしょう。
コツとしては、やはり目線が下がるためカンペを凝視しないことと、キーボードでの入力ができるためカンペに情報を詰め込みすぎて、どこに書いてあるかが探さないとわからない状態になることを避けることです。
カンペを読むときに注意したいのは、たくさんの文章をそのまま読み上げようとしないことです。
できればカンペは箇条書きレベルの内容に留め、きっかけとなるキーワードを拾い、あとはその場で自分の言葉を使って話すとうまくいくでしょう。
文章を読み上げると、前後の声の出し方や話す速度が一気に変化します。
伝えようとする熱量が下がってしまう傾向にもありますので、読み方に注意しつつ、上手にカンペを使いこなせば気付かれバレずに乗り切れるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
業種に関係なく(転職後の職種がPCを使わない職種であっても)求職者の住所が遠方だったり、特に大手企業の場合は、りすくを回避するためにオンラインのWEB面接を積極的に利用している印象があります。
転職前の仕事で、またプライベートでオンライン会議などを既に利用しており経験があるという方であれば、抵抗感はないと思うのですが、特にパソコン関係は全般的に苦手、もしくはオンラインWEB面接は未経験という方であれば、躊躇してしまうのも当然です。
しかしながら苦手意識が多い人がたくさんいることは、逆手に考えると、万全の準備で臨めば、ライバルに勝てる可能性がぐっと近づくことになります。
ポイントは十分ぬ事前準備をしておくこと。
あなた自身をしっかり見てもらいために、部屋の掃除はもちろんのことですが、仕事に関係のない趣味のポスターなども、画面に映り込むようであれば剥がしておいた方が無難です。
あなたがしっかりとした内容の受け答えをしたとしても、面接者があなたの後ろの背景に気をとられてしまう可能性はゼロではありませんからね。
そして対面面接同様に服装や髪型をしっかり整えるのはもちろんですが、対面面接とは異なるのは、マスクは必要ではないという点です。
口元をしっかり見せておいた方が、言葉も聞こえやすいですし、あなたの表情も面接官にしっかり印象づけることが出来ます。
また声のボリュームを調節する意味や、しっかり声を届ける意味でもイヤホンマイクは準備しておいた方が良いですね。
そして10分前入室とメッセージ機能での入室前挨拶は必須です。
最後のカンペについてのお話は、私自身あまりおすすめはしないので、あくまで参考程度に捉えて頂けると幸いです。
Web面接になったとはいえ、通常の面接同様、自分の言葉で話せることが大変重要です。しっかり事前準備を行いつつ、Web面接独自のマナーを把握し、内定を勝ち取りましょう。
あなたの転職活動がうまくいきますように。
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