履歴書や職務経歴書、そして面接の場でも聞かれるのがなぜその会社を志望したかという志望動機です。
企業の人事はこの質問を通して求職者のその会社への情熱や入りたい度を見ています。
特に経験が浅い若手の方の転職になってくると、どうしてもスキルよりも意欲を見る傾向にあるため、志望動機は転職においてとても重要な質問の一つです。
とは言え、この志望動機に苦戦をする求職者は多く、

という気持ちをしっかりと表現ができている方は決して多いとは言えないでしょう。
特に同業他社であれば、業界が同じな以上に通った業務を行う事もあるはずです。
もちろん社風や考え方には違いがあるとは言え、異業種への挑戦をする場合よりも頭を捻らなければいけないはずです。
今回はそんな志望動機に悩まれている方向けに、書方や面接での答え方の解説ができればと思います。
ぜひ参考にしてください。
スポンサーリンク
転職理由 同業他社への志望動機!
志望動機を考える上で覚えておいて欲しい事
志望動機を考える時にまず大前提として覚えておいて欲しい事があります。
これは同業他社への転職をする場合はより意識をして欲しいのですが、それは「その会社でなければいけない理由」をしっかりと考える事です。
当たり前の事、と思うかもしれませんがその当たり前を意外とわかっていない方が多いと感じています。
例えば、残業時間の多さが理由で転職を考えている方の場合、志望動機の例を挙げると

等言えるかと思います。
ここでよく考えて欲しいのが、「残業時間が少ない会社ってその会社だけなのか」という事です。
働き方改革が進む中で残業時間が少ない会社は増えている傾向にあります。
その中でその様な志望動機を伝えてしまうと企業としては

と思ってしまうというという事です。
これは異業種への転職をする場合も同業他社への転職をする場合も、同様に気にかけて欲しい事です。
特に同業他社への転職を考えている方であれば、業界勤務歴が長ければ長いほど、より様々な同業の会社の情報を知っているかと思います。
そんな経歴の方が浅はかな転職理由を語ってしまえば、異業種からの挑戦をしようとしている人よりも立場は難しくなることは避けられないのではないでしょうか。
スポンサーリンク
嘘は面接でばれる?書き方アドバイス!
転職者に知ってほしい志望動機の書き方
志望動機のNG例をお伝えしました。
それでは逆にどんな志望動機が企業の人事に響くのかですが、「その会社でなくてはならない動機」をしっかりと見つける事がまず最初の一歩です。
同じく残業時間を例に出して解説をすると、

少し長いですがこれくらい具体的に述べられると理想的でもあります。
ポイントになっているのがまず、「働き方改革に積極的」「休暇制度の整備」などで他社との差を感じているとアピールし、ただ休みやすそうだから志望するのではなく、あくまで「仕事の質を高めることを目標にしたプライベートの充実」を目標にしているという部分です。
同業他社への転職であれば、尚更企業の人事の方は「知識がある方」という認識をしているはずなので、簡易的な志望動機では

と呆れられてしまう事もあるかもしれません。
その会社でなければならない理由を具体的に伝えることが出来れば、企業の方もきっと良い印象を持ってくれるはずです。
志望動機の嘘は面接でばれる?
これもありがちな話なのですが、本当は違う理由なのに企業の見栄えを気にして、


等という嘘をついてしまう方もお見受けする事があります。
もちろん、それが本音なら良いのですが本当の理由が別にあるのにそれを伝えないというのはおすすめしません。
そもそも企業の人事は人を見抜くことを仕事としている方という事を忘れないでください。
何人もの面接をしてきた方であれば、履歴書の嘘を見抜くことはそこまで難しくないはずです。
面接の中でボロが出てしまえばそこを重点的に聞いてくるはずですし、怪しいと思われてしまえば入社に至ることは出来ないでしょう。
それでも全ての嘘を見抜くことができるわけではないので、嘘の志望動機が良い結果を招く事もあります。
しかし嘘の志望動機を会社に伝えて入社をするという事は、あなたは今後ずっと嘘をつき通してその会社で活躍をしなければならないという事です。
会社の期待も、あなたという人物像も、面接の時の者になってしまえば、それを裏切るという事は評価を下げるという事に直結します。
結果的に内定をいただけないだけならまだしも、これからずっと気を遣いながら仕事をして行く、もしくは会社に馴染めずに早期退職に至ってしまい経歴に傷をつけてしまうというより悪いシナリオを招く原因にもなりかねないのです。
まとめ
履歴書の志望動機はあなたの企業に対する情熱や欲を見るものです。
嘘をついてはいけませんがそれでもある程度「演じる」ことは大切だと思っています。
しっかりと表現をすることで企業にもわかってもらう、
それを忘れずに良い志望動機をぜひ考えてみてください。
スポンサーリンク
コメント