転職エージェントを利用して転職を考えられている方のほとんどは、1社だけに頼った形ではなく複数社のエージェントを掛け持ちして活動をされる方が多いと思います。
特に最近ではエージェントの数も増え、エージェント側にとっても求職者と接点を持つ方法は様多岐に渡っています。
ビジネス的な側面から見た場合に、転職エージェントにとって求職者とお話をする事はまず仕事における第一歩であり、これが出来なければ売上を上げる事は出来ません。
これは多くの転職エージェントが課題にされている部分ではないでしょうか。
つまり転職エージェントは必死に求職者との接点を持つためにスカウトメールの送信や求人広告の掲載を行なっています。求職者からすれば様々なエージェントと接するチャンスがたくさんあるので、ネットで色んな転職エージェントを比較してみたり、SNSで転職成功者の口コミなどを見るなどして、転職エージェントの登録数が増えてしまうかもしれません。
今回は転職希望者の転職エージェントを掛け持ちすることのメリットとデメリットや転職エージェントによって扱う求人案件は違うのかをお話をしていきます。
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転職エージェント複数掛け持ち!比較でメリット解説
エージェントを複数利用することにおけるメリット
もしあなたが現在転職エージェントの利用を考えているのであれば、まずはどの転職エージェントが良いかと言う選定から始めましょう。
転職エージェントの数は年々国内で増え続けており、それぞれに特徴や強みがあります。
あなたの年齢層と希望職種、エリアなどによって活用をする転職エージェントを選定することがまず第一歩として最も大切な事になります。
利用したい転職エージェントのピックアップをしたら、求人への応募やスカウトメールへの反応、HPからの問い合わせでまずはコンタクトを取ります。
まず複数のエージェントを利用する事における最大のメリットは、応募求人の分母数の確保が出来ると言う点です。
転職先を大手に絞っている場合であれば、限定的に公開をされている求人自体は多くありませんが、技術職に従事をしている方や都市圏以外での就業をされている方の場合は、そもそもの応募可能な求人が当然少なくなります。
そんな中で複数の転職エージェントを利用する事によって、各エージェントにおける独占求人の案内を受けることが可能です。
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転職エージェント複数掛け持ちで同じ求人案件!
転職エージェントの特徴は創業歴で違いがある?
独占求人は採用をしたい企業と人材紹介会社における付き合いの長さや信頼関係の元に任せていただけるか否かという判断をされます。
転職エージェント複数掛け持ちで同じ求人案件!
さらに言えば紹介会社によって企業における書類の通過率にも違いがあります。
もし転職エージェントのA社とB社に登録し、自分が興味のある企業がどちらの転職エージェントにも紹介されていた場合、(同じ企業の同じ案件)、実はコツがあるのです。
その会社(転職希望先)との取引が1年しかない企業よりも、10年以上関係性を持っている企業の方が書類の通過率も高くなります。
書類選考の通過率を高めるために各転職エージェントの紹介先企業との関係性を比較することも大切な要素の一つかもしれません。
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転職エージェント複数掛け持ち!比較でデメリット解説
転職エージェント複数掛け持ち デメリットはある?
逆に複数利用することのデメリットに関しては、転職エージェントの整理が出来なくなってしまうケースがあると言う点です。
デメリット① やりとりに時間がとられてしまう
エントリーをした転職エージェントによってはしつこい程にメールや電話でコンタクトを取ろうとする方もいらっしゃいます。
それが2社や3社であれば仕事の合間に対応をすることも可能かもしれませんが、5社6社になればそれも難しくなるのではないでしょうか。
デメリット② 個人情報流出の可能性が不安
さらに書類(履歴書や職務経歴書)の提出前であれば特にリスクはありませんが、仮にこれらを提出してしまった後であれば、個人情報が既にエージェント側にも渡ってしまっています。
個人情報が流出してしまう、と言う事は滅多にありませんが、可能性として0ではないと言うことを覚えておくべきかもしれません。
これは一人の転職エージェントとしての意見でもありますが、個人情報を送る事に対しての危機感の少ない方は多いです。転職エージェントは個人情報を扱う仕事なのでその部分に関しては重要性も理解をしている方がほとんどですが、ご自身でも信頼ができるかどうかの判断をしっかりとする方が良いでしょう。
転職エージェント1社のみ利用におけるメリット・デメリット
先述の通りに、複数のエージェント利用にはメリットもデメリットもありますが、私自身は多すぎなければ複数利用することを求職者にお勧めしています。
逆に1社のみの転職エージェントを利用される方も多くいるわけですが、その場合は先述の内容に絡めると求人数の確保が一つのデメリットになります。
当然1社に頼るよりも複数に頼った方が希望した求人を見つけられる可能性は高くなると言うことです。
では逆に1社だけを使うメリットがあるのかと言う側面でお話をしたいのですが、これにもしっかりとメリットはあります。
連絡をもらえるエージェントが1社なので対応が楽という点ももちろん仕事をしている方にとっては大きなメリットになりますが、信頼関係を築きやすいのが最も大きなメリットではないでしょうか。
求職者にとっては転職活動であり、エージェントにとってはビジネスであっても、人対人で成り立っている以上そこに信頼関係は必要だと考えています。
流れ作業的に求人の紹介をしてくるエージェントよりも、親身に話を聞いてくれる転職エージェントの方が、話していても新しい発見があり、それまでに見えていなかった提案も受けることが出来ると思います。
まとめ
就業先の企業を探しているときも同様ですが、選択肢は多い中から悩む方が良い結論を出せるのではないでしょうか。
これは転職エージェントも同様で、紹介会社の大きいや小さいではなく、あなた自身に合った会社を見つけることが大切です。
そういった意味でも様々な転職エージェントの情報を調べて、複数の転職エージェントを比較し吟味しながら掛け持ちすることを私はお勧めします。
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