零細企業から大企業まで、現在の日本には本当にたくさんの企業が存在しています。
それぞれ良さがあり、欠点もある中で、転職活動をされている方にとってはどこをポイントとして見れば良いか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
実際に私が転職のお手伝いをさせていただいた方の中にも複数社で内定を頂きながら納得がいかず、転職のご相談をいただいたケースも多くあります。また転職をして意中の企業へ入社をしたのに、入社前とのギャップにショックを受け早期退職に至ってしまうケースも多々存在しています。
ここではそんな転職失敗例5選と、そうならないためのポイントをご紹介していきます。
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転職失敗例5選!
①経営者はやる気満々!でも従業員は?
自分の力を発揮したい!魅力的な経営者の下で働きたい!
そんな意識高く転職活動をされている方にありがちなのがこの失敗です。
採用面接の過程の中では、恐らく社長さんやそれに近い取締役の立場の方とお話をする機会があるかと思います。
そこで語られた熱いビジョンに共感をして入社を決めたのは良いものの、実際に働いてみたらそのビジョンの共有が出来ているのは上層部だけだったというパターンです。
従業員は経営層の理想に振り回されて、結局ついて行けずに離職率が高まってしまう、そういう負の連鎖に陥っている企業は少なくありません。
②転勤はないと聞いていたけど、、、
入社前には転勤はない旨を聞かされていながら、入社をしてみたらどこかに飛ばされてしまったパターンです。
こういった会社にありがちなのが、現場と人事で意思の共有ができてないパターンです。
人事は転勤が出来ない事を知って採用をしても、現場にその情報が伝わっておらず飛ばされてしまうというとんでもない事があります。
③業務内容が違う
これもとんでもない話ですが、希望していた職種と違う職種に配属をさせられるパターンです。
「営業をやっていたけれど自分には向いていないから営業事務として裏方から支える役割をしたい」
そんな思いで営業事務として入社をしたのに気付いたら営業をやっていました、という事例もありました。
経験がある=その職種でも大丈夫と捉える会社の人事は意外と多く、求職者の希望よりも企業の台所事情が優先をされてしまっているパターンです。
④入社前の入社条件と条件が違う
企業から内定をいただくと条件通知をされます。
基本的には書面で出すのが通常になりますが、小さい会社だといただけない場合もあるので、必ず書面でもらえるかを聞いてみましょう。
条件通知書には年間休日や給与面、その他福利厚生に関しての記載があり、『あなたをこの条件で採用します』という通知するものです。
その内容を見て求職者が承諾をした場合に雇用契約が成立します。
しかし入社をしてみたらその条件通知書と実際には違う部分があったというケースは稀にあります。
条件通知書をいただいたら必ず証拠としてとっておくようにしましょう。
⑤入社をしたら部署が解散した
これは本当にとんでもないケースです。
滅多に巡り合うことはないでしょうが、実際にあった事例です。
これも会社として内部で意思の共有ができていなケースが多いです。
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うつは嫌!失敗しない転職活動のポイントは?
転職の条件に優先順位をつける
転職を失敗されている方の事例をいくつか挙げてきましたが、まず上記の5選は企業に落ち度があったのは間違いありません。
ですが次の転職であなたが入社を希望する会社からすれば、所詮それは早期退職をしてしまった企業の一つでしかないという事も忘れないでください。
そしてそうならないために求職者に出来る事もあるので、参考にしてみてください。
一つ目は、転職の条件に必ず優先順位を設けると言う事です。
年収を上げたいのであれば働き方の面ではある程度ハードな事も理解をしなければいけないですし、地元で就業をしたいのなら年収は高望みをしてはいけません。
企業の『ウチでなら全て叶えられるよ!』は基本的に嘘です。
あなたが面接の場で見ている企業の姿は良い面だけかもしれないです。
良い部分も悪い部分も正直に伝えてくれる企業こそ信頼して入社の検討が出来るのではないでしょうか。
そもそもワークライフバランスも良くて年収も高くて完全週休二日制の会社があったとすれば、その会社を辞めようと思う人はほとんどいません。つまり人財には困っていないでしょう。
企業に選考をされているというメンタリティを捨てる事
もう一つは、あなたが企業に選考をされているというメンタリティを捨てる事です。
新卒採用であればその気持ちで選考を受けるのは問題ありませんが、中途採用は求職者にとっても企業を選ぶ権利があるという事です。
中途採用の場は企業からすれば人財を探す場では確かにありますが、求職者から見てもより良い企業に出会うための場です。
企業に対して抱いた疑問や不安は、必ず入社承諾をする前に解消をするようにしましょう。
その質問をして企業から嫌われてしまうのではないかという疑念を持つ事は、企業にとってもリスクを抱える事になります。
『長く働いて欲しいから本音で話して欲しい』これだけは覚えていただければ幸いです。
まとめ
企業は良い人材を採用するために自分達の会社を良い部分をたくさん教えてくれます。
そして入社をしてから求職者に力を発揮して働いていただくためにも、通常であれば悪い部分やこれから改善をしていかなければいけない課題まで教えてくれます。
しかし中には自分達の課題は見せずに良い部分だけを見せて採用をする会社も多いのが現状です。
自分の目で正しいものを選択出来るように、少しでも参考にしていただければ幸いです。
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